投資の世界でタラレバは禁物!
でも、20億円を手に出来てたかも・・

投資を行っている中で、いわゆる「タラレバ」という厄介な問題=感情がよく付きまといます。
「あの時、売っていれば儲かったのに・・・涙(結局値段が下がってしまった)」
「こんなの価格が上がるとは思わなかった・・・(購入しなかったことに対する後悔の念)」
的な感情、皆さんも間違いなく一度や二度は経験したことあるでしょうw

特に株式やFX、暗号通貨などのボラティリティが高い商品は、ちょっとしたタイミングを逃すと、大きな儲けのチャンスを失うだけではなく、一瞬で資産を溶かすこともあるので要注意です。
私も過去を振り返ってみて、「あの時”反対”の投資判断をしていれば、今頃は・・・」と後悔に近い思いを感じることが少なくありません。
一例を挙げると、我々がビットコインの将来性に着目し、大きなビジネス・投資のチャンスになると思って様々な取り組みを開始したのが、2014年の夏頃でした。
その後、グループ会社の協力も得ながら、中東のバーレーンでで工場内にコンテナを組み立て、その中でマイニングマシーンを設置し、マイニングをスタート。


結論を先に言えば、そのマイニング事業自体はなかなか損益分岐点を越えられず、赤字が積み上がるだけで、最終的には途中で中止せざるを得ませんでした。
その当時、我々の試みに共感してくださった投資家の方々も多数いらっしゃいましたが、その投資案件に参加したことで損失を出すことになり、申し訳なく感じています。
今ではおじいちゃんから小学生に至るまで、ビットコインの名前くらいは誰もが認知するほどメジャーになりましたが、その当時はごくごく一部の人間だけが先行して動いていましたし、投資案件としては失敗したものの、着眼点は間違っていなかったと今でも自負しています。
そんな誰もがまだ今日ほど価格が上昇すると思ってもいない時期に、会社として保有していたビットコインの最大数量がこちら。

その当時はまだBTC価格は528$/BTCという、今の価格の1/100程度のとんでもなく安い価格でした。
ただ、下の価格推移を見てもわかるように、その当時は全く価格が上昇する気配が見えず、やむなく事業を停止したという訳ですね、、、

あれから約4年と9ヶ月が経ち、3月13日には1BTCあたり6万ドルを超えるほどに暴騰しているビットコイン。
私の”大好きな”タラレバで、その当時の数量を現在価値で引き直して見ると、腰を抜かしました。。
足元ガクッと価格が下がりましたが、それでも1BTCあたり580万円程度ですから、その価値はなんと・・・・《約20億円!!》
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はい、残念。 なんちゃって大富豪になり損ねましたーw
将来価値が出るものを事前に入手し
仕込むことで巨額の富を手にする
上で挙げた例は極端なものですが、この手の経験は、大なり小なり皆さんも経験あることでしょう。
本当にビットコインの将来性を誰よりも信じ、頑なに今日に至るまでビットコインを保有し続けていたら、それくらいの大金を手にすることは出来たかもしれません。
いや、出来たかもではなく、実際に価格がこれだけ上昇し、流動性も高い資産ですから、間違いなく出来たはずです。
しつこいですが、ずっと持ち続けれていれば、、、ですけどね苦笑
私の場合は、そのビットコインを運転資金なり他の事業投資の立ち上げなどに使ったり、はたまた損を出してしまった投資家に対して別の形で埋め合わせをするために定期的に現金化する必要があったので、ずっとホールドしておくことはしませんでした。
しかし、5年10年というスパンで初めから長期投資として考えていたのであれば、実現した話だったかもしれませんね。

「将来価値が出るものを事前に入手して仕込んでおく」
これがわかれば投資の世界でも、商いの世界でも、間違いなく勝つ確率が高まります。
もっと簡単に言えば「安く買って、高く売る」 これが原理原則、勝負の方程式ですよねw
先のビットコインの例は極端ではありますが、それを端的に示す身近な良い例でしょう。
誰もがこの理論は分かっている中で、実際にその理論をビジネスの世界に展開し、莫大な利益をあげた人がいます。
それがソフトバンク・グループ創業者である孫正義さんです。
孫さんと言えば、「タイムマシン経営」という言葉も多くの人に知られていますが、ITの分野でその当時米国から一歩も二歩も遅れていた日本において、米国で流行っているビジネスモデルをいち早く日本に持ち込み、事業化することに成功しました。
また、米国→日本という流れだけではなく、今度は日本→アジア新興国というように、米国と日本で成功した事例をそのまま新興国に展開、事業化の権利をグリップすることで、さらにソフトバンクが世界的に有名になるキッカケとなりました。
つまり、国家間の経済格差や情報格差をうまく利用してお金儲け=ビジネスをやって成功した一人、という訳ですね。
さすが、孫さん。目の付け所がシャープ!ではなく、ソフトバンクでしたw

またこのようなタイムマシン経営は米国→日本、日本→新興国という流れだけではないのです。
日本でも最近当たり前のようになってきた「シェアサイクル」あるいは、QRコードを使った電子決済、そしてウーバーなどのフードデリバリー。
これらの革新的なサービスや技術は、どれも中国から逆輸入されてきたものと言われています。

様々な経済指標の中では、中国は新興国の一つとして取り扱われていますが、特にITのような最先端分野においては世界でもトップレベルの技術をもつ先進国だということは認めざるを得ませんね。。
タイムマシンで過去に戻れたら?
現代版「バックトゥー・ザ・フューチャー」
さて、孫さんのケースは、現在から先に進んでいる国、いわば将来へタイムスリップしたことで利益をあげているケースをあげましたが、もし「タイムマシン」があって、それを使って将来ではなく過去へ、今から50年ほど前の日本に戻れるとしたらどうするか?
ほとんどの人が、丸の内や銀座などの都内一等地に土地や不動産を買うでしょう。
何故なら、高度成長期では土地や不動産の価格が上昇することを知っているからです。
下の表は1995年〜2019年までの日本の土地と株価の推移を示したものです。
オレンジ色の折れ線グラフが株価、黄緑色の棒グラフが土地の価格です。
東京五輪が開催された1965年以降の株価上昇は目を見張るものがあり、まさに「ジャパン・イズ・ナンバーワン」に相応しい経済成長・経済発展を遂げたことがわかります。
それと同時に土地価格の値上がりも目覚ましく、東京五輪から26年後の1991年には、全国平均での土地価格は平米単価70万円を越し、この期間で14倍近くも上昇することになりました。

1000万円の土地を26年間保有していたら、1億4000万円になったというお話ですし、都心の一等地であれば上昇幅はもっと凄いことになっているはずです。
もちろんどんなに技術革新が進んでいる現在においても、タイムマシンは手に入りませんから過去に戻ることはできません。
しかし、飛行機でたった数時間飛ぶだけで、日本の高度成長期と同じような環境にある国へタイムスリップすることが可能です。
現代版「バックトゥー・ザ・フューチャー」ですね^^
日本から近いところでいうと、アセアン諸国の10番バッターである《ラオス》などがまさにそのような状態かと思いますし、だからこそ今我々が注目している国でもある訳です。
我々日本人は高度成長期における土地価格の上昇についてすでに経験していますし、その他多くの国でも必ず成長していく段階で、土地価格の上昇の過程はたどっていくことは明らかなのです。
であるならば、、、、やることは単純ですよね!
そんなお話を詰め込んだ新しいYoutube動画を作りましたw
海外投資に関心が高いGIA通信の読者様であれば、釈迦に説法かもしれませんが、7分程度の短い動画なので是非空いた時間にでもご覧ください。














